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ご挨拶

 向精神薬の処方時に患者はその副作用や離脱症状についての説明を受けておらず、 副作用や減薬に伴う離脱症状であっても、医師は「本人の元々もっている病気」とするケースが多く、 更なる投薬につながっています。

 また、薬局で薬剤師に尋ねても「病気が悪化する恐れがあるため医師に聞いてからでないと教えられない」と何も知らされないまま投薬が続いているという報告もあります。

 本来、医薬品添付文書の副作用は単剤での副作用が記されていますが、患者の多くは多剤処方であり、その複合被害については未知の領域であります。
 昨今、ベンゾジアゼピンの依存性や離脱症状についての認知は高まっているものの、多剤処方による複合被害については「無いもの」となっています。


 現在、向精神薬の減薬や断薬を希望する患者が増えていますが、これまで向精神薬の減薬という概念がなかったため、減薬に伴う離脱症状を診られる医師が圧倒的に少なく、患者は孤立無援の中減薬に取り組んでいます。

 更に、断薬後、一定の離脱症状が落ち着いた後も残る後遺症については調査されておらず、一部医療難民化し、福祉サービスも受けられないまま孤立しています。

 重篤な副作用・後遺症については、ジストニア・遅発性ジスキネジアなどPMDA(副作用救済制度)へ申請し一部認められていますが、多くの元患者は申請の際に必要になる医師の投薬証明まで行きつかず、また行きついたとしても医師が書き渋るなどの報告もあり、現行の制度が活用できず、生活が困窮しています。

 厚生労働省もゆるやかに処方制限をかけてきましたが、減薬に伴う離脱症状や断薬後も続く体調不良(後遺症)の問題が置き去りにされたままです。

 よって当会は、向精神薬による「薬害」を明らかにし、問題解決を目指すことを目的とします。